トールキン 旅のはじまり (2019年)

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指輪物語やホビットの冒険を書いた小説家トールキンの少年期から青年期にかけての友情や恋愛、物語が生まれる過程を描く。
彼はシングルマザーの母を早くに亡くした孤児だったんですね。
母親の遺言と本人の高い知性から、名門の学校へ編入し、上流階級に属している子弟の3人と仲良くなり、文学や芸術について語り合い、自分たちの作品を持ち寄っては批評し合いながら認め合って切磋琢磨していく。
ときに喧嘩をし時にからかい、助言し、力になる。なんとも素敵な友情です。
同じく孤児出身で同じ篤志家に引き取られていたエディスからも励まされる。
合間に4人が出征した第一次世界大戦の戦場での様子が挟み込まれてストーリーが展開していく。
悲惨な戦場ものちの物語の世界観に影響を与えているのがわかる作り。
トールキンを演じるニコラスホルトは見るたびに大きくなって…という近所のおばちゃんみたいな感覚が湧く俳優(笑)
アバウトアボーイの紅顔の少年が立派になってと出てきた時から感慨深いんだから困ったもんです。
同様にリリーコリンズも好きな女優さんなので、立派な眉毛でと同時にキュートさが相変わらず全開で無条件に好きw
というわけで、幼馴染でかつお互いに好意を持っていく過程はうまくいきますようにとこれまた親戚のおばさんみたいな心持ちで観ていました。
なんの話じゃw

でも、自分が指輪物語、および映画のロードオブザリングシリーズが好きな理由が分かった気がする。
トールキンがこの映画に描かれているような人であるならば
彼は、言語を慈しみ、言葉の響きに酔い
大変な状況でも自分の妄想と想像の力で切り抜け、その片鱗を物語として紡ぎだしてくれた人。
誰もが弱さがあって、苦悩があることを否定しない。
その目線のやさしさと強さが物語から感じられるところが好きなのだと。