エリザベスタウン /2005年米国

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仕事で大失敗、恋人にも半ば棄てられ、とどめは父親の死。
人生を走り続けてきた男が躓いたらどえらいことになった。父の遺体を引き取りに父の故郷エリザベスタウンへ向かう。
ちょっとお節介な女性や街の人達と出会い、話し、景色をみて音楽を聴いて…
ゆっくりと癒され乗り越えていく物語。

もう駄目だ、終わりだと思っても、私達は生きている。つらくても朝はくる。そして日々過ぎて行くんだよね。

行き詰まったら、周りをみる、音楽を聴いて体を動かしてみる、不満をまくし立てる、泣いてみる、愚痴をいう、笑う、ドライブする…。

どれがきっかけじゃなくても、いつか人は
「たいしたことじゃないさ」
と言う日がくる。
そう思える作品かな。

観ている間は、主人公ドリューがちょっと立ち直ったかにみえて、また落ち込んで・・・といったいきつもどりつを繰り返し、せっかく明るい方向へ連れ出してくれた女性クレアをもってしてもまったく立ち直った感じのしない状態になんだかなあ、とも思った。
でも立ち直るには自分なんですよね。人が何かを言ったりしてくれたからじゃない。
しかし、クレアのような女性に一目ぼれされたら(そうだよね、きっと)ドリューのような一軒陽気そうにみえて 優柔不断でおっとりした男は逃げ切れませんよ(笑)
ぐいぐいと背中を押され、落ち込んでも元気でも、さあ音楽聴いて前へレッツゴー!って感じでしょう。
そういう絵の浮かぶお似合いカップルだったなあ。

どうしようもなくなったら、旅に出よう。
このエリザベスタウンのような場所に。
どこか肉親の縁ある場所へ、ちょっと行きたかった場所でもいい。
お気に入りの音楽と私の場合は本をもって。列車に飛び乗ろう。