ウォレスとグルミット野菜畑で大ピンチ! /2005年米国

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英国生まれのパペットアニメ(粘土)シリーズ、発明家 ウォレスと相棒の犬・グルミットとの日常と活躍をユーモアたっぷりに描く。

今回は初の長編。1時間半のハリウッド資本。アメリカではすでに公開され、全米NO1を獲得しています。
監督によれば1日に撮影できるのは30名のアニメーターを 使って3秒分。一時間以上の作品を作るのがいかに大変か、この発言だけでもわかる と思うが、作品を見るだけでも、細かな手の動きから視線、出てくるインテリアや食 器、衣服など、ドールハウスかと見まごうばかりの可愛らしさと繊細さに溢れ、絵を 見ているだけでも楽しい。

毎回の騒動にもそれぞれ悪役がいるのだが、今回はウサギ。

前回のペンギンもそうだが、いくらでも可愛らしく描ける動物を結構悪者に描く ことによって可愛いけど憎らしい。むかつくけど、憎みきれないという複雑な悪役像を 生み出している。(でも私の悪役NO1はやはりペンギン。あの細長い顔がなんとも いえない)

緊張感溢れる場面でもちょっとした笑い(まさにウィット)を挟み込むセ ンスも好き。

グルミットの趣味が編物なので、毎回可愛い毛糸のセーターとかマフ ラーが出てきたり、持っているガマ口が可愛かったりと、何気にガーリーなのも女子 にはたまりません。

今回は、長編だけに話も二転三転。すべてのものが伏線としてラ ストの大円団に向かって突っ走る。
それにしても、ウォレスののび太化が激しく進ん でいる。グルミットのドラえもん化もまたしかり。ウォレスも頑張って欲しいー。

ちょっとでも興味を惹かれた方は観て損はない。というか観ないのは損!

2005/10/21 東京国際映画祭にて