ウィンブルドン/2004年米国

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ウィンブルドンで、今季限りで引退する予定の落ち目の英国人選手ピーター・コルト(ポール・ベタニー)と上り調子の選手リジー・ブラッドベリー(キルスティン・ダンスト)が恋に落ちる。男はどんどん勝ちあがり彼女も勝ちあがっていくが・・・。

テニスをツールに恋愛を描くドラマ。なんで、テニス部分は、プレイ自体それなりに華やかに見せるけれども、ピーターが1球1球に動揺したり、雑念に気を取られては集中しろと言い聞かせたりする場面の方がエキサイティングで可笑しい。ギャングスターナンバー1の俳優さんですね。でも、なんか本当にテニス選手って感じの爽やかさを漂わせていて別人みたいだ。

キルスティン演じるリジーもなかなかに気が強く、私がNO1よ!みたいなイケイケどんどんな感じと、恋もしたいのといった女の子女の子した一面をチラリと小悪魔っぽく覗かせていてキュート。怖い顔だわ~と思っている私にも、なかなか可愛い・・・と思わせたのはやはり演技力のなせる技なのか、手馴れた製作陣の技術なのか。

そしてサム・ニール。リジーの父親兼コーチ役。二人の恋の障害物(笑)
私の中では長いことオーメンのイメージだったんですが、ここ何年かでやっと印象が変わってきました。いろんな作品に何気なく出てますね。今回も適度に怖いオヤジを演じてます。

しかし、くどいようですが題名が題名でも間違ってもテニス映画、スポーツものだと思ってはいけない。テニスはあくまでツール!
どうしても一箇所、大してテニスに詳しくない私でも、突っ込ませてと思ったところ。
ボールをつくのが1回の時はこっちにサーブが・・・なんてそんなわかりやすいサービスのクセなんて一流選手がやすやすと他人に見破らせるものなの?せっかくウィンブルドンセンターコートでロケしたっていうのに~。試合のシーンもピーターの一人突っ込み、一人ぼけみたいな心の中のやり取りも面白いのに~。ええっ?そりゃないぜーと思ってしまったわさ。

30代、なかなか若いときのようにいかないよなあと愚痴っぽくもなっている男が若い女に引っ張られるようにしてもう一回力を発揮し、恋も成就させようと奮闘する。キュートな?30代男の恋の結末を応援してあげようではないかといった心持で観るとそれなりに楽しい。

試写会にて鑑賞。