インファナルアフェア /2003年香港

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気が付くと大量の宣伝に洗脳されてしまって、観たくてたまらなかった作品。

「HERO」で観たトニーレオンのかっこよさに久々に注目してました。その前というと、ほぼ10年前の「恋する惑星」「欲望の翼」あたりでしょうか。恋する~の警官役が本人のぴしっとした雰囲気にぴったりでかっこよかったんですよねえ。それでも当時、金城くん目当てだったんですが。

ちょっと崩れた雰囲気や茶目っ気が感じられるほうが人間ぽくて好きだったんですよね。
トニーレオンに限らず香港の俳優さんは、綺麗だけどスーツしか似合わないというか、普段着でいる姿が想像できないor似合わないタイプが多い気がする。
事実、ここでのもう1人の主役アンディラウ演じる実はヤクザの警官は、アロハシャツ着てるとマイケル富岡にしかみえなかったかも(ファンの方ごめんなさい)警官の制服がもう普段着みたいな感じで、ビシっという効果音が聞こえてきそうな感じ。

対するトニーレオンですが、「HERO」で久々にじっくりみたら、顔に弱冠の疲れと年がでていて(目元あたりなんて特に)これが、いい具合に四角張ったところが取れて、渋い大人の魅力に転化されていたんですね~。
これならヨレヨレのシャツにジーパンも似合う!といったやさぐれた雰囲気がじんわりと滲み出ていて
かああっこいい~ってな御仁になられておりました。

余談ですがアンディラウがよく称される香港四天王なる俳優兼歌手の方たちの中でもレオンライもジーパン似合わなさ度合いではスゴイものがあります。インタビューでのジーパン姿ですら私には駄目でしたから。この映画でのトニーレオンの着崩れた小汚さげな格好のはまり具合は、四天王でも敵うまいってな素敵さだった(私にとって)

と、話が全然本題に入らないので、ここらで強引に、ストーリーへ。
これも私好みの男同士の友情モノ変形版といった感じでなかなかに重厚な作り。マフィアものですが、お互い主役二人が本来の敵とも言うべき組織、裏社会と警察に、スパイとして入り込むという筋書き。いわば、お互い自分が人質というか、いつ殺されても、捕まえられてもおかしくないような立場のまま各々の組織で実力者の片腕となっていく。

身分は全く逆といえども、立場は同じ男同士の孤独とアイデンティティの漂流、苦悩。それぞれの暗躍が成功してしまうことによって、警察は麻薬取引の現場を押さえるのに失敗、やくざ達は麻薬の受け取りに失敗してしまい、それぞれ内部にスパイがいることを直感。でそのスパイである二人にそれぞれのスパイ(犬)の逮捕と殺しを要求する。
お互いの正体を知った二人の駆け引きと同士のような連帯感に、ゴットファーザーというよりは戦場のメリークリスマスに近いものを感じたなあ。こういうの弱い・・・。トニー贔屓としてはラストも衝撃的。

本国ではかなりのヒットに、続編と本作の10年前を描く前後2作が作られ3部作となっているようだ。早く観たい。
2004年記録。

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