いまを生きる /1990年米国

ロビン・ウイリアムズが全寮制の高校教師として生徒達と過ごす日々を描く。
ちょうど十代のときにみて、私はこれでイーサンホークファンになりました(笑)観た当時非常に感動したのですが、今観てもやっぱりいいですねえ~~~~。

少年達のエネルギーやあせり、絶望や希望が乱反射しながら織り成される物語。キーティング先生(ロビンウイリアムズ)は生徒達に、「詩」つまり文学、言葉の力を使っていろいろな考え方や表現があることを伝えようとする。自分で考え思ったとおりに生きてゆけ、と。舞台が1959年あたりとのことですから、まだまだ厳格な進学校で自由に自分の意思や考えを見出すことが難しい場面もあった時代なんでしょう。

その考えの違いに悩む象徴的な人物として描かれる優等生ニール(ロバート・ショーン・レナード)とその両親のお互いのすれ違いは痛々しい。良かれと思ったことが裏目にでてしまうやりきれなさ。逃げ場がないように感じてしまう圧迫感。真面目な人間ほど陥りやすい追い詰められる様子を周到にみせ、緊張感を持続させてゆく。

また自分のことをうまく表現できないトッド(イーサンホーク)。彼の中の想いを吐き出させる場面での感情の高まりは、この映画のクライマックスの一つといっていい。

皆が先生に影響されるのがよくわかる。それが学校側にとって統制しづらい生徒の増加を生み、よくないと判断されるであろうことも。あのラストは、どういう経緯をたどったにせよ、必然かなと思う。「oh captain my captain!」このセリフ、よかったなあ~。

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