GUN&TALKS(キラーたちのおしゃべり) /2001年韓国

2003/3/27。前々から楽しみにしていて随分待った気がする。勿論目当てはウォンビン(笑)。私の中で韓流が爆発したのはTBSで放送した「Friends」。そこから「秋の童話」へいって長かったなあ。映画自体は2001年度の作品。4人の男たち(うち2人は兄弟だが、他の2人は赤の他人という設定)の殺し屋が織り成すストーリー。

ナレーションも担うウォンビン演じる末っ子立場のハヨンを狂言回しに、4人それぞれに均等に見せ場を配し、これがなかなかかっこいいんだよね~。
映像がミュージッククリップみたいで、スタイリッシュだし、4人とも体格良くてすごく見栄えがする。

監督はこのかっこいい4人がカッコいいさまと、かっこいいからこそちょっと崩すだけでコミカルになるという点を見せる事を年頭に置いたんじゃないかなあ。
ストーリーの細部のリアリティよりも4人のキャラクターがいかに魅力的に映るか、という点に絞ったといわれれば、これは成功。4人のプロモーションビデオです。

けど笑いはちょっと中途半端かなあ。かといってシリアスじゃないから、その辺りのさじ加減がもうちょい、馬鹿馬鹿しいコメディに傾けばもっとポップな作品になったんじゃないかと思う。少しテンポがゆるい。

ストーリーがちょっと不安定なせいだと思うんですが。例えば、三男の立場にあたる、爆発のエキスパートが、殺さなければならない女性を好きになってしまうシーン。

セリフではあとで、この彼女が妊娠しているから殺せないっていうようなセリフがあるのですが、映像的には、彼女の顔を見た瞬間に恋に落ちてるんだと思うんですよね。その辺りが映像でもなんとなくわかりにくいし、セリフも皆無なので、ちょっと説得力がないかな。
女優さんの美しさだけに頼ってちゃ三男のキャラクター自体がわからないままですし。

笑わせる場面はウォンビンはちょっと弱い。他の3人のほうが間の取り方が上手い。

特に!次男格のジョヒンは、トヨエツと田辺誠一を足して二で割ったような涼しげな美形で、あまり表情がない顔立ちだけに、にっと笑ったりするだけで、笑いを誘うことが出来る俳優さんです。
この方は、日本では「カタクリ家の幸福」という名前でリメイクされた「クゥワイエットファミリー」や最近では「シルミド」にも出ているみたい。シルミドはポスターを観る限り一瞬わからないほど。

リーダー格サンヨンはハヨンの実兄という設定。この俳優さんが、実際映画自体の緩急を担ってます。

彼らを追いかける刑事役の俳優さんも若かりし丹波哲郎といった趣でコワモテエリートを少々エキセントリックに演じていて面白い。銭形警部みたい。

さてさてウォンビンのことは、笑いが弱いとは書きましたが、今回甘えっこの雰囲気を漂わせ、大きな瞳を寄り気味に猫背気味で立ってる姿は気弱な男の子そのもの。そしてなにより存在感が華やかで泣きの演技に光るものがある。大きな瞳に涙をいっぱい溜める姿がなんとも絵になる。

涙って意外と目に溜められないんですよね。多分目の形のせいもあるんだろうけど、この人は感情を顔に乗せるすべを体得してるんでしょう。

この泣き顔で母性本能をくすぐられる人はおおいはず(笑)ってそれは私。

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